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141 名前:キリノさんご乱心[sage] 投稿日:2008/04/23(水) 08 44 20 ID zU6paukH キリノ「先生にお弁当作ってきたよ!」 サヤ「キ、キリノあんた…なによそれ?」 キリノ「あんこ入りパスタライス!」 タマ「どうして…」 キリノ「いや~。なんか良くわかんないけど昨日夜に突然浮かんでね。 組み合わせは奇抜だけどこれはいける! …のではないかと。」 ユージ「たしかにこれは逝けそうですね」 キリノ「でしょ!?早速渡してくる!」 サトリ「あぁぁ…」 --------------------- コジロー「う、うまいぞキリノ!」 キリノ「そう!?よかったぁ!!もっとあるから食べてね!」 ずしん。ずしん。 どこから出したのか積み上げられる弁当箱 コジロー「お、おう!どんと来い!」 サヤ「漢だ…」 ダン「先生ぇ、あんた長生きしないぜぇ。」 ミヤ「あたし先生を侮ってたわ」 タマ「…愛ですね」 サトリ「先生…先生のおなかが…」 166 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/04/23(水) 12 30 51 ID zU6paukH 141の続き コジロー「お、おれはやったぞ…」(ぐったり) サトリ「わかります!わかりますよ先生!!」 こうして、同じ修羅場をくぐり抜けた者同士で絆な芽生えたり。 そして… ---ぴきーん キリノ「はっ!…何か悪の芽生えを感じた気がするかもっ!」 タマ「悪!?」 サトリの明日はどっちだ。
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「な……何これ~!?」 「抱き枕です」 剣道場の壁に立てかけられた抱き枕を指差しながら、レイミが答えた。 その抱き枕には篭手をつけたまま、道場でゴロゴロしているキリノが写っている。 「室江高校もTVに出るんですから、 やっぱりグッズとか作ってもっとアピールするべきだと思ったんです。 とりあえず、ロリ系の川添さんと正統派のキリノさんと、 ミヤコちゃんで一つずつ試作品を作ったんですけど。 あ、でもミヤコちゃんの抱き枕はアタシが家で使ってるからダメなんです」 「レイミ……あんた、ちょっと何勝手なことしてんのよ!」 ミヤミヤが眉間に皺をよせながら、レイミをにらみつける。 「ええわー、怒ったミヤコちゃんええわー」 レイミには逆効果だった。 「それにしても、ねえ……」 チラ、と抱き枕のほうを見るキリノ。 「タマちゃんも抱き枕作ったっていってたよね?」 「ハイ、ユージ君にあげました」 「え」 予想外の答に部活のメンバーが凍りつく。 「家に持って帰っても邪魔だし、お父さん怒りそうだから…… ユージ君にあげたら、TV見るときとかにちょうどいいねって」 「あー、ユージ君だわー」 キリノは、深くため息をつく。 「先輩は持って帰るんですか?」 「え、ええ。でもこんな大きいの邪魔だしなあー」 そのとき、抱き枕がコロンと転がり裏側の絵柄が一同の目に入った。 そこには、部屋でスカートの中身に手を伸ばしているキリノが写っている。 顔はほてり気味で、何をしているところなのかは想像に難くない。 「キ、キ、キリノ? こここここれ」 サヤがパクパクと口を開けながら指差す。 「にゃあああ! なんで、こんな写真があるの!!」 「あ、それはいもーとさんと取引してもらった写真です」 そういって、レイミは元となった写真を取り出した。 写真の日付は、コジローが室江高に帰ってきた日になっている。 キリノは思い出した。その日、確かあまりにうれしくて……うれしくて……。 「おーい、練習始めるぞー」 その瞬間、間の悪いことにコジローが剣道場に入ってきた。 「お前ら、何集まってるんだ……ん? 何だそれ?」 「ウワー! コジロー先生見ちゃダメー!」 あわてて隠そうとするキリノだったが、抱き枕はしっかりコジローの目に入ってしまった。 「ななななな、何じゃこりゃ!」 「ハイハイ、ストップ。ストップ。コジロー先生。最近枕が壊れたっていってたでしょ。 だから、キリノが特製の枕を作ったんだよ」 見ていられないとばかりに、サヤが助け舟を出す。 「え、でもこれって抱き枕ってやつじゃ」 「マ・ク・ラ!」 「この写真は、そのナニをしているというか」 「ナニもしてない!」 赤面しながらキリノが必死に言い訳した。 「いいから、とっとと持って帰りなさい! ほら、帰った帰った!」 サヤは、コジローに抱き枕を押し付けると尻を蹴飛ばして道場から追い出す。 「え、あれ? おーい、練習は……」 抱き枕を抱えたまま、コジローは1人剣道場の入口で立ち尽くしていた。
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442 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/04/19(土) 00 28 56 ID pCTurZgq サヤ「ぶっちゃけ先生は、キリノのことどう思ってるんですか?」 コジロー「えっ!?」ドッキーン サヤ「ちょっ!?何、そのあからさまなうろたえぶりはっ!やっぱり・・・」 コジロー「ばっ!ばっか!!ちげーよ!別に何ともおもってないYO! あいつと俺は、教師と生徒、顧問と部員。それ以外にあるわけないだろ!」アセアセ キリノ「コジローせんせー・・・」ズーン コジロー サヤ「あっ!?」ドドッキーン キリノ「・・・・・・」 サヤ「違うのよ、キリノ!これはちょっと先生をからかってただけなのよ! 別に深い意味はないの!」 コジロー「あ、あぁそのとおりだ!サヤが唐突にあんなこと聞くもんだから、先生ちょっと困っちゃったぞ。 まったくこいつめぇー!ハハハ・・・」 キリノ「うぅ・・・」(T-T) コジロー サヤ「あっ・・・うぅ・・・」 コジロー「・・・・・・・・・。 ちっ、畜生っっ!!大好きだこの野郎ーーーー!!!」ドーン キリノ「だが断る」 コジロー サヤ「えぇーーー!!?」ガビーン
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昼休みの教室。キリノは、クラスメイトの友人2人&サヤとお弁当をつまみつつ、 たわいもない会話をしていた。女子高生の話というのは、とりとめがないようだ。 最初はテストの話、そして恋の話……話のオチをつけぬまま話題は移り変わり、 議題はいつのまにか最近のコジローの話へとうつっていた。 「でも、キリノよかったね。コジロー先生だったらライバル少ないと思うよー。 唯一ライバルになりそうな吉河先生は、石橋先生の奥さんになっちゃったしね」 「え、やだなー。そういうんじゃないよー。でも、ライバルってわけじゃないけど コジロー先生かっこいいから、結構もてそうだよね……」 え、えええ。あんた、普段どんな目でコジロー先生見てんのよ……。 そりゃ、鎌崎の練習試合のときとか学校辞めちゃったときとか たまーーーーにかっこいいこともするけどさぁ……。美化しすぎじゃない? キリノが抱くコジローへの評価が過大評価すぎるような気がする、と サヤは心のなかで突っ込みを入れた。 「あー、でもコジロー先生。ウチの後輩からパンとかもらってるらしーよ」 「あー、1年のあの子! 積極的だよねー」 ショートカットの少女と、ロングヘアーの少女。キリノの親友2人が彼女をからかう。 「あー、それなら大丈夫だよ。コジロー先生は松本アナみたいなタイプが好みだから」 「……なんで知ってんの?」 「この間、バニ学の話題になったときに剣道部で男子の好みを聞いたんだよ~」 「コジロー先生の好みしか書いてないけど?」 キリノの机に入っていたマル秘キリノートを取り出して、サヤが読み上げた。 「コジロー先生の借金相手:ノブちゃん。コジロー先生の芸能人の好み:松本アナ。 コジロー先生の好きな揚げ物:コロッケ、メンチカツ、エビフライ。 最近、コジロー先生が聞いてるJPOP:for your shine 歌・沢宮エリナ……」 「サ、サヤ! いつの間にアタシのキリノート!」 「うわあ……コジロー先生のことばっかり書いてあるね」 「ストーカーか、アンタは」 「み、みんなちょっと酷いよー」 「まあ、この子の部屋ってシュミわるいしねー」 「ゲテモノ大好きだよねえ」 「言いたい放題だね……」 キリノを3人がからかっていると、見慣れない1年の女子が教室に入ってきた。 「あれ? ここにもいない」 「んあ、あの子誰だろ」 「あ! 彼女だよ。例のパンあげてる後輩」 「あの、すいませーん」 例の、と言われた少女がキリノのほうに近づいてきた。 「剣道部の人ですよね。コジロー先生見ませんでした?」 「ん、来てないよ?」 「そうですか……」 「どうしたのさ、いったい」 「あ、先輩。最近、コジロー先生お昼になるとすぐいなくなっちゃって パンもらってくれないんです。せっかく、高いパン買ってきたのに」 「あまりもんじゃなかったの?」 「最初はそうだったんですけど……」 少女は顔を赤らめて続ける。「えへへ、じゃあコジロー先生見かけたら教えてくださーい」 「ああ、わかったよ」 教室から少女が出て行った後、親友たちの視線がキリノに集中する。 クラスメイトもニヤニヤしながら、横目で見ているのだが当の本人は気づかない。 「ライバル……結構いそうじゃなーい」 「むむ~」 「が・ん・ば・れ!」 ポンポンと3人がキリノの肩を叩いてはげます。 クラスメイトたちは口元を押さえて、笑いをこらえていた。
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オンラインネーム:バンブー 主にCoD4、デモンズソウルなど他人に寄生できるゲームを配信する。 オンラインネームから、『竹さん』、『竹ちゃん』などの愛称で視聴者から呼ばれ、親しみやすいプレイヤーだが、 PS3IDのスペルは竹とは異なっている(実は頭は悪いのかもしれない…)。 スペランカーはかなり上手なプレイを見せるが、いかんせんゲーム自体が過疎っている。 彼がCoD4を配信すると、なぜかレスが少なくなる現象が多々ある(みんな凸しているからだよね?ね?)。 最近(2009/11/02)、配信環境の改善の為にルーターを買い換えたが、それが改悪となり、 何もしなくても配信が切断されるという現象が起こった。 現在(2009/11/08)では、配信環境も改善された。 配信中の出来事 2009/11/08 23 05 好意で鏡を出してくださった方を蹴りだすという暴挙を行う 最近の主な配信タイトル CoD4 MW2 MAG β CoD4 ぽっちゃりプリンセス DEMO みんなのスペランカー デモンズソウル
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「は? お見合いだあ?」 母親の一言に、コジローは目を丸くしながら間抜けな声をあげた。 「あんたも、そろそろいい年なんだから身を固めなくちゃねえ」 「か、勝手なこと言うなよババア」 「じゃあ、おめえ何だ。いい人でもいるってのか?」 箸で煮物をつついていた父親が、コジローを怒鳴りつける。 「いや、別に付き合ってるやつもいないけどさあ」 「いないならいいじゃない? ね、ね? あってみるだけでもさ」 「うーん……」 コジローは腕を組んで考えこむ。確かに、恋人も好きな相手もいない。 しかし、お見合いなんてことになったらあいつ等はどんな顔をするだろう。 脳裏に、室江高剣道部の生徒たちが浮かぶ。 「はあ、久々に手伝いに来いって言うから来たのに、こんなワナがあるとは……」 「いいじゃない。あんたも家族ができればフラフラした生活もできなくなるよ」 母親がカラカラと笑いながらコジローの肩を叩く。 「で、写真がコレなんだけど」 そう言って見合い写真を母親が取り出したが、コジローはそれを手で制した。 「いいよ、別に。会うだけなんだから興味ねえよ」 「ま、この子ったら相手に失礼じゃない」 プリプリ怒る母親を尻目に、コジローはやれやれと立ち上がった。 「じゃあ、俺はもう帰るわ。なんか疲れちまったし、見合いはあとで決まったら教えてくれよ」 「あいよ」 本当に疲れた、と1人こぼしながらコジローは家路につくのであった。 「というわけで、今度の土曜日は用事があるから休みにする。 各自、休みだからといって気を抜かないようにな」 「先生、用事ってなーにー」 放課後、剣道部でコジローが休みの連絡を部員に告げる。 それと同時に、サヤが余計な好奇心を働かせてめざとく突っ込んできた。 「用事は、その、用事だよ」 「なんでどもるんですか?」 ミヤミヤも、コジローの言葉から何かを察したようだ。 「いや、それは……まあ、なんつーか、親の都合でな。お見合いをすることになって」 「えぇぇぇぇぇ!」 部員一同がざわめく。 「お見合いって先生、あんた!」 あんたには、と言いかけてサヤは思わず隣のキリノを見た。 眉毛一つ動かさず、同様すら見せずいつも通りにニコニコとしてる。 なんで、あんたコジロー先生がお見合いしちゃうんだよ! とサヤは思わず叫びたくなった。 「いや、別にそのまま結婚するわけでも付き合うと決まったわけでもないしな」 コジローがしどろもどろになって、生徒たちに言い訳した。 「先生、相手の人ってどんな感じなんですか?」 ミヤミヤが鋭い眼光で睨みながら、コジローにたずねた。 「いや、じつは興味ないから見合い写真も見てないんだ」 「いい加減ですね。だったら、最初から断ればいいのに」 「まあ、親の手前もあるしなあ……そういうわけにもいかねえんだよ」 そんな会話を聞きながら、サヤは今にも爆発寸前といった感じでギリギリと歯軋りをしている。 キリノを見ると、相変わらずおだやかで、それがなおのことサヤの怒りに火をつけていた。 「じゃあ、アタシは先に帰りますね」 しかも、キリノは突然立ち上がるとそういって道場から出て行ってしまう。 きっと、傷ついてるんだわ……とサヤの怒りは頂点に達した。 「先生! あんたねえ!」 サヤはいてもたってもいられなくなり、大声で叫ぶとコジローの胸元をつかんだ。 「お、おいおいサヤ」 「あんたねえ、どこまで鈍感であの子のことを苦しめたら気が済むのよ!」 ボロボロと涙をこぼしながら、コジローの顔を平手で2、3発殴る。 「もう、バカバカバカバカバカ!」 そのまま、腕を放すとキリノーと叫んで先に出て行ったキリノの後を追っかけていってしまった。 「先生、お見合いうまく行くといいですね?」 ミヤミヤはどす黒い笑顔でコジローに竹刀を投げつけると、ダンとともに出て行ってしまう。 サトリは空気を察して、ミヤミヤの後をついていき、ユージとタマキまで呆れた顔で道場を出て行く。 最後に忍からケリが一発入り、コジローは1人道場に取り残された。 「なんだよ、別に俺だって見合いなんかやりたくねえよ」 誰もいない道場で、コジローは1人天井を見上げているのであった。 土曜日。料亭の席に座っているコジローの気持ちはまったく晴れていなかった。 お見合いなんてガラじゃない。それに……とサヤのセリフを反芻しながら、 コジローは剣道部に復帰したときのことを思いだしていた。 こんなときに、抱きついてきたキリノが頭から離れないなんて……俺ってヤツはなあ。 「おい、虎侍。なにくらい顔してんだ。 これから、すげえ美人さんがお前にわざわざ会いに来るんだぞ?」 「そうよ、こんなチャンスめったにないんだからね」 「うっせーよ……」 親に悪態をつくコジロー。 「すみません、遅くなりました」 そんな会話を続けていると、見合い相手の母親らしき着物姿の女性が座敷に姿を現した。 その女性を見て、またキリノの姿を思い浮かべてしまう。 正体の分からない罪悪感で、胃がチクチクと痛んだ。 「いえいえ、私たちも今来たとこですよ」 「じゃあ、娘を連れてきますから。ほら、入っておいで」 よし、どんな相手でも断ろう。コジローは腹を決めお茶を飲みながら入ってくる相手を見た。 「失礼します」 そして、相手の姿を確認するとお茶を吹き出した。 「千葉紀梨乃と申します。よろしくお願いします!」 「キ……キリノじゃねえか!」 「あれ?虎侍。本当に見合い写真確認しなかったのかい。バカだねえ」 とまどうコジローを見て、ニヤニヤと笑う母親。 「ど、どういうことなんだよ。これは。ドッキリか?」 「いやあ、先生。じつはこの間石田さんがウチに惣菜買いに来たときに いいお見合い相手がいないかって話になりましてね」 キリノの母親が、コジローに事情を説明しだす。 「それで、その話を聞いたウチの娘がアタシ、アタシがやるって聞かなくて」 「えへへへへへへ、ごめんなさい。でも、先生本当に見合い写真も見てなかったんすね」 「お前なあ……」 「じゃあ、後は若い2人に任せてあたしたちは退散しましょうか」 「オホホホ、そうですねえ」 「お、おい待てよ」 コジローの両親は、キリノの母親と一緒に部屋から出て行ってしまった。 「ええと、普段はどんなお仕事をされてるんでしょうか」 「知ってるだろ……お前なあ」 「いやあ、形だけでもお見合いっぽくしとかないとなあ、なんて」 ハア……とため息をついてコジローはキリノを見る。 「でも、まあ何だか安心しちまったよ」 「あたしもっすよ。先生、よっぽどお見合いしたくなかったんですね」 「別にそういうわけでもなかったんだけどな」 ニコニコと笑うキリノを見て、コジローは思わず彼女の頭をなでた。 「ま、ここの料理はうまいって話しだし、飯でも食べながら話でもするか?」 「はい! アタシ、ゆっくりコジロー先生と1日話してみたいなって思ってたんですよ」 こうしてコジローのお見合い騒動は幕を閉じた。 結局このお見合いがどうなったのかは……ご想像にお任せすることにしよう。
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404 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/28(月) 18 20 32 ID GSD/uoc6 358の続きで、コジローの風邪をもらったきりのん キリノ「おっとっと?」 短髪「キリノなんか今日ふらふらしてない?大丈夫?」 キリノ「あっはっは大丈夫だよあたしがこれしきのことで…あら、ら?」 長髪「ちょっ、キリノ!?」 短髪「なんだこりゃ、すごい熱だわ。…保健室行くよ、ホラ」 キリノ「ん~大丈夫だってぇ~、あれ?みんなが3人いる…」 長髪「行きなさいっ!」 キリノ「ふぁ~ぃ~」 ~~~ サヤ「…と、言うわけでキリノは今日部活お休みだそうです」 コジロー「そうかそうか。アイツが学校で倒れるなんてよっぽどの事だな」 サヤ「うん…でもあの子、『自分は大丈夫だから部活おねがいね』って」 コジロー「そっか、アイツらしいな」 サヤ「うん、だから今日はあたしが部長っすよ!…ところで風邪、治ったんですか?」 コジロー「おぉ、お前等のお陰ですっかりな。…なんかこれじゃまるでキリノには俺が移したみたいだな」 サヤ「…そう思うんなら、お見舞い返しくらいしてもバチ当たりませんよね?」 コジロー「う~む、だがまぁ、生徒の風邪に家まで訪ねて行くというのもな…」 サヤ「保健室、行って下さい」 コジロー「はぁ?」 サヤ「いいから保健室!早くホラ行った行った!」 コジロー「お、おぉ…」 ~~~ コジロー「…失礼しまーす。…誰もいねーのか?不用心だな」 キリノ「ひゃっ、コジロー先生、なななんで保健室に?」 コジロー「なんか知らんがサヤにせっつかれてな…んで大丈夫かよ、具合は」 キリノ「うん、あたしは全然元気っすよ。元々何ともないのに、友達とかサヤが大げさだから…」 コジロー「そか。そりゃあ良かった。…俺がうつしたようなもんだしな」 キリノ「あはは、先生が責任感じるとこじゃないっすよー…そうだ。保健の先生居ないし、お茶でも淹れましょうか」 コジロー「おいおい勝手にンなこと…」 キリノ「だいじょーぶだいじょーぶ。よっこいしょっと。…お、おりょ、あらら?(くらっ)」 コジロー「(がし。)…おっとっと。お前まだ全然大丈夫じゃないじゃねーか。…病院行くか?」 キリノ「ゔ、え、えーと………病院、キライ…///」 コジロー「お前なー…まぁいいや。じゃあせめて家まで車で送ってやるよ。今日どうせ電車だろ?」 キリノ「えぇー、でもコジロー先生、剣道部は…?」 コジロー「後で戻って来るさ。大体、弱ってる時くらい甘えとけって。…それに。(お前にもしなんかあったら、俺がサヤに殺されかねんからな…)」 キリノ「…?」 ~~~ サヤ「ぶあっくしょん!ええいちくしょーめ!あああ、みんな素振りだよ素振り!」 ミヤ「ねぇ、ダンくん…サヤ先輩なんか今日は異常に厳しくない?」 ダン「なんかさっきちょっと泣いてたみたいだったぞ~」 サヤ「ほらそこ!ミヤミヤにダンくん、私語は慎みなさいっ!他の三人も気合が足りないよっ!」 一同『は、はーい;』 因みにこの話はその後微妙に 176にもつながるかもです。 コジロー痴漢冤罪の巻
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バンブー材 Bamboo Stick よくしなる竹材。 元来は木工で主に使われる素材。いわゆる竹。調理では葉を使う事もあるようだ。 使用料理 粽
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707 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/03/04(火) 17 35 28 ID sr9Cl9sV漫画派 ───┬─ コジロー派 │ │ │ ├─ 絶対にくっつくわけないけど応援してるよ派(土塚派) │ │ │ ├─ なんとなくさりげなくそれとなくくっついて欲しいよ派(穏健派【別名エビフライ学派】) │ │ │ ├─ とりあえずこの二人を見てニヤニヤしたいだけだよ派(非CP派) │ │ │ └─ くっつけなきゃ許さないよ派(ラブコメ過激派) │ ├─ サヤ派 │ │ │ ├─ アニメよりソフトな感じで好きだよ派(百合穏健派) │ │ │ ├─ 百合とかってより、単に和むよ派(友達派) │ │ │ └─ サヤ出番少ないよサヤ派(サヤ派) │ ├─ タマちゃん派 │ │ │ ├─ タマちゃんを見て胸がどきどきしない子なんていないよ派(ネーム派) │ │ │ └─ かわういねぇ派(小動物派) │ ├─ ミヤミヤ派 │ │ │ └─ 今日はちょっとにおうね派(部長さん派) │ ├─ 外山派 │ │ │ ├─ ビジュアル派(うぜーんだよ誰がやるか派) │ │ │ └─ こっちはこっちでやってるよ派(お互いのルールができてる派) │ ├─ 岩佐派 │ │ │ └─ 岩佐かわいいよ岩佐派(オマケマンガ派) │ ├─ 原田さん派 │ │ │ ├─ お互い気苦労が耐えませんねえ派(部長派) │ │ │ ├─ オトナだ!この人オトナだ!派(原→キリ派) │ │ │ └─ 原田さんは石橋先輩と仲がいいよね派(スワッピング派) │ ├─ 榊ウラ派 │ │ │ └─ なんかビデオとか目敏く見つけちゃってなに意識してんの派(百合希少種派) │ ├─ 桃竜ツインテ派 │ │ │ ├─ 絶対こいつらサヤキリのコンパチだよ派(太眉派) │ │ │ └─ 実家は総菜屋をやっとるっちゃねー派(妄走しすぎだよ派) │ └─ 吉河先生派(三角関係派)708 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/03/04(火) 17 35 50 ID sr9Cl9sVアニメ派 ───┬─ コジロー派 │ │ │ ├─ でもあたし嬉しいです、先生がやる気になってくれて派(ラブコメ穏健派) │ │ │ ├─ 心の要だ派(健康家族派) │ │ │ ├─ お前は室江の柱になれ派(竹刀のお姫様派) │ │ │ ├─ 来週はコジローの為にキリノが奔走するよ派(気が早いよ派) │ │ │ └─ コジローが少し達観してる分なんか妙にエロいよ派(勘繰り派) │ ├─ サヤ派 │ │ │ ├─ ガチ百合以外認めないぜ派(百合過激派) │ │ │ ├─ 百合じゃない、友情なんだ派(友達派亜流) │ │ │ ├─ 実況解説派(アスキーアート派) │ │ │ └─ なんでサヤのスレ、おっぱいの事ばっかりなん?派(逃亡派) │ ├─ 外山派 │ │ │ ├─ 誰だっけ?派(ひどいよ派) │ │ │ └─ きっと何かの理由があるんだよ派(悪人正機派) │ ├─ 高杉派 │ │ │ └─ マジで誰?派(大多数派) │ ├─ ユージ派 │ │ │ ├─ なんだか似てる二人だよ派(剣道バカ一代派) │ │ │ ├─ 可哀想だがコジタマの肥やしになってもらうよ派(あまりもの派) │ │ │ └─ ユージは年上好きだよ派(ファンブック原理主義派) │ ├─ ダンくん派 │ │ │ ├─ 汗にハァハァしてたじゃん派(臭いフェチ派) │ │ │ └─ ダンが剣道好きになれたのもキリノのおかげだよ派(剣道大好き派) │ └─ きりのんきりのん!派(コール派) │ ├─ キリノスキー派(早朝派) │ ├─ 仕事行って来るよ派(出勤派) │ ├─ おはようきりのん!派(朝派) │ └─ きりのんおやすみ!派(夜派)
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「せんせー、メリークリスマスっ」 「ぐぅえっ、首が…」 道場の鍵を開けた瞬間、そんな声を掛けられたが、今日は12月24日である。後ろから飛びついて来たのでやつ(こんなことする心当たりはそう多くない)が言っている言葉は納得できた。…がなんで首が締まるんだ!? 「えへへ~っ、どう?そのマフラー、あったかいっすか?モフモフですか~?(テレテレ)」 マ、マフラーだったのか… 「お、おぅ、あったかいよ。なんだくれるのか?ひひっ、貰えるものならなんでももらうぞ?」 「んんっ、なんかその言い方心外だなぁ。せっかく夜なべして編んであげたのに。まぁ、別にせんせーにあげる為に編んだんじゃなくって、 弟にせがまれて作ったのがたまたま納得いく出来じゃなかったからあげるんすけどねー。」 「悪りぃな。でも助かるわ、マフラー持ってなかったからよ。お前編み物うまいのな、すっげぇあったかい。」 「えへんっ、失敗作とはいえ、縫い物編み物から料理まで、家庭科は得意なんすよ。」 「…そうか。なら大事にするよ。 …よし、じゃあ今日も元気に練習するかっ」 「はいっ!」 先ほども言ったが、今日はクリスマス。ということで部活は自由参加である。 この時間になっても現れないということは他はみなそれなりに用事でも入っているのだろう。 ったく、コイツもクリスマスくらい好きな奴でもデートに誘うなりして一緒に過ごしたらいいのに、どんだけ剣道好きなんだよ。 「久しぶりっすね~、2人っきりの練習って。」 「ここ最近はウチも随分活気づいて来たからなぁ。悪いな。一人じゃちゃんとした練習もさせてやれないや。」 「全然っ!!」(こりゃサンタさんがくれたプレゼント…) 「ん?なんか言ったか?」 「!!??な、なにも言ってないっすよ!?」 今日の練習は、内容こそ深くないものの、一人でもできる基礎練を徹底的にすることにした…と言ってもコイツ基礎はしっかりしてるんだが…。 気がつけばもう外も暗くなっている。 「そろそろ終わりにするか。」 「はいっ」 そういって各自更衣室に入り、着替えている時、今朝方キリノからもらったマフラーを巻いていて気がついた。 「ははっ、わざわざイニシャルまで入れてくれてるのか、細かいねぇ。さすがは家庭科優秀なだけあ…。」 何かひっかかるのだが、んー、まぁいっか。しかしなんかお返ししてやらんといかんなぁ…。そうだ。 「キリノーっ、服着替えたらちょっと待っといてくれるか~。」 女子更衣室の外から声を掛け、急いで職員室の冷蔵庫にある物を取りに行き、帰ってくるとすでにキリノは道場に座っていた。 「悪りぃ悪りぃ。これな、もしみんな来たらと思って買って来てたんだ。持って帰ろうかとも思ったんだけど、やっぱ二人で食えるだけ食っちまおうか。」 ミヤやダンが来ないのはおよそ予想してはいたが、キリノが来るならてっきりサヤも来ると思っていたのだが… 中身はホールケーキである。 二人で食べるのも虚しいかと思ったが、クリスマスを返上してまで練習に来てさらには曲がりなりにもプレゼントまでくれたキリノをそのまま帰してしまうのはあんまりだ。 「わぁ~、いいんすかぁ?こんなのみんないない時に食べちゃって…」 「いいって。いつもクリスマスにはムサいおっさんが来るんだが、あの人も今は家庭があるからな。持って帰ってもどうせ一人じゃ食いきれねーよ。」 「ふふっ、その様子じゃあ、今年もせんせーと一緒に過ごしてくれる女の人はいないみたいですな。」 「う、うるせーな。んな奴にはサンタのトコやらねーからな。」 「あぁっ、うそうそっ。きっと来年にはせんせーにも美人で素敵な彼女さんができてますって。」 (ったく。…どうせ薄給で冴えない非常勤講師の俺なんか好きになる奴なんかそうそういねーよ。) ……私がいるじゃないっすか…… 一瞬なにか聞こえた気がしたが、唯一の同一の空間共有者はケーキを頬張ることに必死だ。 …なんだ? 少し冷える道場ではキリノの服装は少し寒いんじゃないかと思ったのでマフラーをずらして入れてやることにした。 合コンなんかでもサラッとこういうことができるヤツがモテるんだろーな、やっぱ。 と思いつつも。もう一つ思ったこともある。 …案外、こういうクリスマスもいいのかもしれない…。 ━その頃サヤさんは…━ 「タマちゃんやユージくんも休むみたいだし。キリノは先生と2人っきりになれたかね~」 …部活をサボってテレビを見ていた。 GJ、サヤ!!